バランサには、リモコンなどによるボタン操作が必要なものがあります。ボタン操作を行っているあいだは片方の手をワーク(荷物)から放す必要があるため、操作に支障をきたすという意見もみられます。 しかし、ボタン操作を確実に行うことで一つひとつの動作が確実に行えるといった利点もあり、効率性との両立が悩ましいところです。
荷揚げや荷下ろしについて、ボタン操作が必要かどうかは意見が分かれるところですが、安全性が確保されておりボタン非搭載のマシンも便利に扱えるため、試用を行って実際の使い勝手をチェックすることが大切です。
ワークを掴み上げる「ハンドリング」は、従来のマシンではボタン操作が必要でしたが、現在ではボタン操作なしのモデルも選べるようになりました。 ワークを手動で引っ掛けて、あとは自動的にハンドリングをして目的の場所まで移動させられます。
全ストローク昇降を行うホイストは、自動で行うものではなくタイミングを見ながら行うため、ボタン操作が必要です。
エアー式のバランサは、エアーが動力源となっているため不安定になりやすく、「バランス」と呼ばれる荷重の位置を整える機能が搭載されています。 ワークを持ち上げてから指定の場所に置くまでのあいだに必要とされる機能のため、タイミングを見ながらボタン操作を行う必要があります。
ワークを吊り上げた状態で停止させ、その位置から手で荷物を微調整する機能です。自動化することができない機能のため、ボタン操作が必要です。
バランサのアシスト開始時と終了時は、従来のマシンではボタン操作が必要でしたが、新しいモデルではボタン操作が不要のものが選べます。 アシスト開始と終了の際にボタンを押す必要がないため、ワークをしっかりと手で押さえながら、両手で荷物を扱うことができます。
非常停止については、どのタイミングで停止させるかが一定ではないためボタン操作が必要です。
バランサにボタン操作を適用するとき、初期の設定値とは異なる条件で稼働させたい場合は可動範囲や減速範囲、動きの感触設定などをチューニングする必要があります。
ボタン操作が不要なマシンについても、自社の環境に合わせるためにソフトウェアのバージョンアップが必要になります。作業に最適化したボタン操作ができるように、操作モードをカスタマイズしましょう。
ボタン操作がわずらわしいと感じても、緊急停止ボタンなど作業に必要なボタン類は手元のすぐ近くに用意しなければなりません。 リモコンには、テレビやエアコン用リモコンのような細長い形状のほかに、1,2個のスイッチが搭載され親指のみで操作するコンパクトなタイプ、または指かけタイプのような形状も販売されています。
作業中はできるかぎり両手を使って安全に配慮しながら荷物を移動させたいところですが、ボタンの操作性を上げるリモコン・コントローラー類を選びましょう。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
揺れ防止機能あり
屋外で使える
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる