バランサは工場内での荷物の移動、持ち上げに役立つ装置です。作業にあたって支障となる重いものの持ち上げ作業を省人化、省力化することが可能です。ここでは、バランサの操作に必要となる資格や操作する上での注意点について紹介します。ぜひ参考にしてください。
バランサの操作については、法的な資格は不要です。バランサを使った作業についても、特別な資格を取得する必要はありません。
工場内での使用の場合、環境によっては狭い場所や往来のある場所での使用が考えられるため、取扱説明書の説明と注意事項をよく読み、確実に操作方法を理解したうえで安全に留意して使用を行いましょう。
一方、吊り上げる荷物の重さが0.5t(500kg)を超える場合は「クレーン」として扱われます。クレーンを扱う場合は、クレーン等安全規則の適用を受けるため、荷重1t(1,000kg)未満であれば「玉掛け業務特別教育」が、1t以上は「玉掛け業務技能講習」の受講が必要です。また、移動式クレーンの運転は吊り上げ荷重0.5t以上1t未満のものは「移動式クレーン運転特別教育」を受けなければなりません。
バランサの運転に特別な資格は不要ですが、クレーンやフォークリフト、玉掛けの免許および各講座の受講経験があれば、バランサを使った作業もスムーズに行えます。
バランサの操作では重量物を扱うため、いくつか注意しておきたいポイントがあります。吊り方・作業・機械に関する注意点をそれぞれ確認していきましょう。
バランサの使用では、「最大可搬荷重」を超えるものを吊り下げてはいけません。バランサが耐えられない重さのものを吊ろうとすると、機器の故障から事故に繋がるおそれがあります。
荷物は、所定のワーク(吊り荷)以外のものは吊ってはいけません。荷物ではないものを吊ってしまうと、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
疲労または判断力が落ちているときの使用は避けてください。作業に適した服装、装備で、取扱説明書に記載されている注意点を守ったうえで作業を行いましょう。
作業中は、操作部以外の部分には手を触れてはいけません。機構の隙間、可動中のアームやロッドの隙間には注意し、手や指が挟まれないように注意を払ってください。
点検を行う際には可動していないことを確認し、正しい使用方法を熟知していない人が作業範囲に立ち入らないように注意しましょう。操作中に人が立ち入った場合はただちに操作を停止してください。
作業中、吊り荷の下を覗き込んだり手や足を入れたりしてはいけません。荷物が万が一落下した際に思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。
吊り荷を吊った状態で操作を一時停止し、作業場所から離れる行為も避けてください。
工場内の電圧や漏電遮断器を確認し、正しい方法で機械を接続しましょう。空気源に注水などを行わないように注意し、電源コードやアース線は正しい長さと規格のものを使って正しく配線してください。
故障は正しい知識をもつ専門家に診断を依頼し、交換部品は純正のものを使います。分解や改造、純正部品以外の部品を使った自己判断での修理は避けましょう。
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