バランサを無線操作にするとメリットもありますが、導入する際には注意点も知っておかなければなりません。バランサの無線操作にはどのようなメリットがあるのか、3つの注意点とともに解説します。
無線のバランサを利用するメリットとして、天井が低い場所でも利用できることがあげられます。たとえばスパイラルケーブルであれば、ケーブルを巻く長さの分がむだになります。しかし無線のバランサであればチェーンの巻き上げが最大までとなり短くなるため、天井が低い場所でも問題なく使用できるはずです。
バランサを無線操作にすると、ワークが大きかったり、天井が高かったりして手がワークに手が届かなくてもバランサを利用できるようになります。天井が高い場所での有線操作では、フックが天井近くにまで上がってしまって、手が届かなくなることもあるはずです。しかし無線操作なら天井が高い場所でも問題なく操作ができます。
無線操作バランサの利用により、作業効率が高まることもメリットのひとつです。荷物を持ちながら操作できるタイプのコントローラーもあるためバランサ初心者の方でも操作がしやすいうえに、さまざまな運転モードを使いこなせばさらに操作性が高まります。バランサに慣れていない方でも、搬送を簡単に行えることから作業効率が高まるはずです。
バランサを無線操作する際には、なによりも「無線通信が途切れない」ようにすることが重要です。そのためにまずは、周波数帯域を正しく選んでください。
多くの通信に使われている周波数帯域を使用すると、通信の混雑により途切れてしまいがちです。たとえば2.4GHzはWi-Fiにて一般的に使われており、電子レンジにも使用されています。周辺機器にて利用されていることの少ない、920MHz帯や競合の少ない5GHz帯のほうが適していると考えられます。
通信が途切れないようにするには、パワーの大きな無線機を利用することも欠かせません。送信のためのパワーが大きく性能の良い無線機を利用してください。しかし送信パワーは総務省によってルールが決められているため、技術適合証明を受けた製品を選択することがポイントです。
もし複数のバランサを無線通信するなら、注意点として「干渉」に気をつけてください。周波数帯域や無線機の性能を正しく選んだとしても、近くにあるバランサの無線通信同士が干渉しあって、通信が途切れてしまうことがあり得ます。無線方式とプロトコルを考慮し、干渉を防げるような環境を構築しましょう。
無線バランサにはさまざまなメリットがありますが、注意点を考慮して導入しなければなりません。注意点を考慮しながら利用すれば、無線バランサのメリットを享受できるようになるはずです。
バランサを導入するには、以上のように知っておくべき基礎知識が多くあります。納得が行く導入にするには、基本的な知識を知っておかなければなりません。当サイトではバランサ導入のための基礎知識から選び方まで幅広く解説していますので、バランサ導入のための参考にしてください
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