物流現場で様々な形状や重量の段ボール箱を扱い、傷や汚れをつけてはいけない場合には、エア式のバランサが適しています。アタッチメントを吸着式にすれば、さらに丁寧な運搬が可能です。
ワークの安定感を増したい場合は吸着アタッチメントを 4つにするなど複数にするのもおすすめです。天井走行式の設置を導入すれば、スペースを確保でき、広範囲の作業がカバーできます。
食品工場などで、材料入りの段ボール箱を運搬する場合、手作業をアシストしてくれるハンドクレーンやエア式バランサがおすすめです。冷凍肉が入った段ボール箱は30kgあるものや、箱が破れたり潰れたりしており、形状や重量が一定ではないことがあります。
グローブ式のアタッチメントにすれば、どんな形状の段ボール箱でも、しっかり掴んで運搬できます。
印刷工場でカートンをパレットに積み付けたり、降ろしたりする作業にはエア式バランサが多く使われています。重いカートンの運搬を腰に負担をかけない作業に変え、女性が運搬できる作業にします。アタッチメントは吸着式、フォーク式などがおすすめです。
吸着式はワークをソフトに扱うことができ、フォーク式は大きさの異なるワークを迅速に捌くことができます。
吸着式は、段ボールを傷つけずに運搬でき、冷凍状態であっても、形が変形していても問題ありません。ワークを水平に保持できる上面吸着で多く利用されています。フォーク式は、段ボールに吸着面が確保できないときに有効です。底の部分に爪を差し込んで持ち上げて運搬します。
外側クランプ式は段ボールを挟んで持ち上げて運搬。段ボールに傷をつけたくない場合は、エアシリンダー等を用いてクランプ力を調整することで対応可能です。
当サイト「モノかるNavi」は、業界でも珍しい「バランサだけに特化した専門WEBメディア」。
国内外のバランサメーカー26社以上を1社1社調査して紹介したり、アーム式・エア式といったバランサの種類を分かりやすく解説したり、このページのように対象物別の導入事例だけでなく業界業種別の導入事例をまとめたり、展示場へ取材に行ったりと、とにかくバランサに関するコンテンツだけを発信しています。
そんな私たち編集チームが選ぶ、使用用途や目的を踏まえたおすすめのバランサメーカーもご紹介していますので、製品の情報収集をしている方は是非お役立てください。
飲料関連の工場で、20リットルのキュービテナー入りの飲料が入った段ボール箱をパレットに積み付ける作業は重労働です。作業員の腰痛などの原因ともなり、力の弱い人はできない仕事でした。
エア式バランサを導入することで、重いワークの重量を0kgに近づけることができ、女性や高齢の方でも行える安全な作業に変換。複数人で行っていた位置合わせも、吸着アタッチメントを採用して、1で人簡単に行えるようになり省人化にもつながりました。
エアー式ラクラクハンドは圧縮空気が動力のエア式バランサ。食品衛生法に対応した仕様とすることも可能です。一定量のワーク運搬に適し、バランス状態が保持されるため、手に近い感覚での操作ができ、位置合わせも簡単に行えます。段ボールを壊さないよう吸着式のアタッチメントを採用しています。
加工工場で冷凍肉が入った段ボールをパレットからコンベアに載せる作業は連続して行うため、腰にとても負担がかかる重労働です。段ボールが破れたり潰れたりしていることもあり、不揃いな形状で重さも一定ではありません。
そこで手作業をアシストできるハンディーハンドを導入。不揃いな形や重さの段ボールもしっかりと掴んでバランス状態を保持するため、小さな力で楽に運搬作業ができるようになりました。
ワークの形や大きさ、重さに関係なく手で持てるものならなんでもアシストできる助力装置です。ワークを持ち上げた後に、回したり傾けたりすることも可能。
かがんだ姿勢や腕をのばした状態でも、腰に負担をかけることなく、楽に作業できます。増力制御と軽量アームを採用し、手作業と同じ感覚での運搬が可能です。
工場内で段ボールをパレットやコンベアに積み付けや積み下ろしする作業は、力のある人にしかできないに限られた重労働です。エア式バランサを導入して、重量を0kgに近づけることができたため、力の弱い高齢の方や女性でも1人で安全に作業できるようになりました。
段ボールの状態や作業内容に合わせて、段ボールの側面もしくは上面を吸着して運搬します。
アームの高さを低めにしたため、天井の低い場所でも安心して思い通りの運搬作業ができるバランサです。優れたバランス機能により、多品種なワークの運搬に力を発揮します。
吸着パッドを採用したエア式バランサで、4つのパッドを装着し安定感を増強。段ボール以外に袋物などワークの対応範囲が広く、使い勝手の良さから多くの現場で使われています。
家庭用エアコンの銅管の製造を行っている工場では、1本30kgの重量を運ばなければならない一方、コスト面の問題からロボット導入などは困難でした。そこで人力をサポートするパワフルアームを導入したところ、女性でも高重量な製品を安全かつスムーズに運搬できるようになり、運搬だけでなく他の様々な作業にも応用することができました。
また、設備の改善をきっかけに作業環境やダイバーシティへの意識も高まりました。
CKDのパワフルアームは、実際に作業する人の負担軽減と安全確保を最重視して開発されたヒューマンアシスト製品です。ロック機構によって作業時の安全性を高めつつ、シリンダ内部へロック機構を配置したため作業の邪魔にもなりません。また、軸本体は欧州安全規格CEマーキングに適合しているグローバルモデルとなっています。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
揺れ防止機能あり
屋外で使える
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる