使用後の印刷シリンダー(銅版)を再利用のために反転して機械にセットしたり取り出したりする作業は、シリンダーの重さが100kg以上ある危険な作業です。電気式バランサを導入すれば、軽々と安全に運搬できます。
4つの爪の外側クランプ式でしっかりとロール材を掴み、90度反転機能を追加。天井に固定して設置すればスペースも有効活用できます。
印刷工場では、重さが250kgほどのフィルム原反がパレットに立った状態で入荷され、機械へセットしなければなりません。そのような作業には電気式バランサがおすすめです。
空洞になっている芯の中にクランプを差し込んで、90度反転機能を追加すれば、軽々と安全にセットできます。床にボルトで固定する据置台座式とすれば、重量のあるワークでも安定した運搬が可能です。
印刷関連の現場で、フィルムロールを箱詰めしてパレットに積み付けする作業には、エア式バランサがよく利用されています。内側クランプ式のアタッチメントを採用すれば、フィルムロールの表面を傷つけずに運搬可能。
すき間なくぴったりと合わせて箱に入れ、パレットに積むという一連の作業が小さな力で安全に行えます。エア式のためクリーンルーム内での使用も可能です。
内側クランプ式はロール芯の内側にアタッチメントを入れ、持ち上げて運搬します。電線を束ねたものや外側にクランプ跡をつけたくないデリケートなワークの運搬に適しています。
外側に多少クランプ跡がついても構わない、もしくは跡がつかない材質であれば外側からワークを挟み込んで持ち上げて運搬する外側クランプ式が有効です。
フォーク式はロール材の下に爪を差し込んで救い上げて運搬、爪のピッチ可変機構を追加すれば幅広いサイズのワークを運搬できます。
当サイト「モノかるNavi」は、業界でも珍しい「バランサだけに特化した専門WEBメディア」。
国内外のバランサメーカー26社以上を1社1社調査して紹介したり、アーム式・エア式といったバランサの種類を分かりやすく解説したり、このページのように対象物別の導入事例だけでなく業界業種別の導入事例をまとめたり、展示場へ取材に行ったりと、とにかくバランサに関するコンテンツだけを発信しています。
そんな私たち編集チームが選ぶ、使用用途や目的を踏まえたおすすめのバランサメーカーもご紹介していますので、製品の情報収集をしている方は是非お役立てください。
グラビア印刷で使う銅版の印刷シリンダーは使用後にめっきと研磨加工をして再利用します。使用後のシリンダーを反転させて機械から取り外してセットする作業は、重労働で安全性の確保が難しいものでした。
ワークの反転や水平保持が簡単にできる電気式バランサを導入したところ、重いワークを軽々と運搬できる安全な作業を実現。位置合わせも簡単にできるため、重労働を軽作業に変えることができました。
電気式ラクラクハンドは電気を動力とし、スピードコントロールが簡単で、様々な安全回路を備えた助力装置です。操作をしないときはワークをそのままの状態で保持し、万が一のときはワークの落下を防ぐ安全機能が作動します。
シリンダーにはワークの外側をしっかり掴んで持ち上げる外側クランプ式を採用。ワークの種類に応じた多種多様なアタッチメントを提供します。
フィルムロールを箱詰めする際、箱のスペースが少なくてロールを入れる作業が困難でした。
アイコクのエアー式ラクラクハンドを導入後は1人で箱詰めやパレタイズを行えており、クリーンルームでも使用できて助かりました。
アイコクアルファのエアー式ラクラクハンドワークを持ち上げる原動力として、圧縮空気が利用されているバランサです。一定重量のワークを繰り返し運搬する作業に適しており、持ち上げたワークは無重力状態でキープされるため作業員が手作業で気軽に設置や運搬できます。140種類以上の製品がラインナップされており、目的に合わせて選べる点も特徴です。
工場内では、ロール材を90度反転して機械にセットすることや、連続して運んで箱やパレットに積み込むなど様々な運搬作業があります。
重くて扱いづらいロール材の運搬にエア式バランサを導入。ロール材の内径をクランプして運搬、90度反転も可能です。表面を傷つけたくない場合は吸着式のアタッチメントを採用します。重いワークも手で作業する感覚で、軽々と運搬作業が行えるようになります。
天井の低い場所でも設置できるエア式バランサです。手作業のように細かい位置合わせも簡単に行えます。
アタッチメントはワークに合わせて吸着、クランプ、フックなど多種多様な対応が可能です。ロール材以外にも袋物やロール材など使用範囲が広く、使い勝手の良さから多くの現場で導入されています。
重量のあるフィルムロールの梱包や、箱詰めされた後の搬送などを目的として、シュマルツの真空バランサーを導入しました。導入後は年齢・性別問わずだれでも簡単にフィルムロールを運搬できるようになっています。
シュマルツのジャンボフレックスは、真空の力で最大50kgまでのワークを運搬できるバランサです。持ち上げストロークは1,500~1,800mmの範囲で選べるため、ワーク重量だけでなく作業環境にも合わせて製品を選べることがポイントです。
なお、指1本で操作できる標準ハンドルだけでなく、より作業性や安全性を追求したオプションもあります。
以前は20kgのロールワークを作業員が人力で持ち上げており、時には2人がかりの作業となっていました。そこでエアバランサーを導入したところ、重労働が軽作業という扱いになった上、性別や年齢といった属人性が排除されて男女雇用機会均等法の理念にも適合した環境が整いました。また交代要員が不要になり、一層に適材適所の人材配置が可能となっています。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/
揺れ防止機能あり
屋外で使える
画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-product/
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる
画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/index_balancer.php?lcategory=balancer&category=hybrid_balaman