バランサに使用されるつり具(吊具)にはいくつかの種類があり、大きく分けると「繊維スリング」「チェーンスリング」「リフティングポイント」に分けられます。それぞれの種類ごとに特徴やメリットが異なるため、バランサを使用する前につり具(吊具)ごとの特徴を知っておきましょう。
「繊維スリング」とはバランサのつり具(吊具)の中でも、合成繊維を使用している種類のことを指します。他の種類のものと比べて軽く、持ち運びしやすいのがメリットです。またつり具(吊具)をかける荷物を傷つけにくいこともメリットと言えます。
繊維スリングには主に「ベルトスリング」と「ラウンドスリング」があります。ベルトスリングは帯状であり低コストで汎用性が高いのが特徴です。またベルトスリングはさらに「一般用」と耐薬品性の高い「化学薬品用」の2種類に分けられます。
ラウンドスリングは束状となっており、ベストスリングより柔らかくできているつり具(吊具)です。数10tの重量に耐えられる製品もあります。
「チェーンスリング」はチェーンを使用しているタイプで、フックとリンクを組み合わせて荷物を吊り上げます。チェーンであるため繊維に比べて耐久性が高く、形が崩れにくいことが特徴です。リンクには2つの種類があり、1~2本吊りならマスターリンクだけのものを、3本以上で吊る場合はマスターリンクにサブリンクもついたものを使用します。
また耐熱性・耐食性に優れており、点検もしやすいため使い勝手が良いと感じられるはずです。玉掛けによく利用されていますが、バリエーションが豊富であり、金具との組み合わせが変えられるなど自由度も高いため、さまざまなシーンで利用できます。
特により安全に作業を行いたい場合に適しています。また耐熱性が高い特徴を活かして、高温になる場所で使用するバランサとして導入するのも方法のひとつです。
危険性の高い作業に向いているのが「リフティングポイント」です。リフティングポイントは360°自由に回転するのが特徴で、調整による座面との隙間ができにくいため吊り荷を安定させられます。また横方向にも180°可動します。
その可動性の高さにより重量がかかる方向に動くため、荷物を横吊りしたり、反転・引き起こしをしたりするときにも利用できる種類です。
バランサのつり具(吊具)には大きく分けて3つの種類があります。それぞれの種類によって特徴やメリットが異なるため、バランサの導入前につり具(吊具)の特徴を知って、正しく使いこなすことが大切です。
しかしバランサを選ぶ際に必要な知識は、つり具(吊具)のことだけではありません。その他にも知っておくべきことが多くあります。
当サイトではバランサを導入する際に知っておきたい基礎知識や、導入前にしておきたい準備について掲載しています。記事の内容を参考にしながら、間違いのないバランサ選びを行ってください。
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