バランサは重量のあるワークを移動させるロボットです。大型でクレーンのような形状のバランサだけではなく、コンパクトで省スペースなものも活用されています。ここでは、バランサに省スペース性が求められる理由や実際の事例を紹介します。
コンパクトなバランサが求められる理由に、設置場所の問題が挙げられます。工場といっても広さはさまざまで、設備機器が並んでおり広いスペースが確保しにくい場合は、狭いスペースに設置できるバランサが必要です。
大型の機器は可動範囲が広いメリットがありますが、高く吊り上げたワークが落下した場合など、作業者の安全確保が課題です。一方、コンパクトタイプのバランサは軽量で可動範囲が広くないため、設置・点検・操作しやすいメリットがあります。
軽量なワークを対象としたスプリングタイプのバランサです。工具類の吊り下げに適しており、0.5〜1.5kgまでの物が対象です。
スプリング調整はラチェット式で、ワイヤーロープ径が2.0mmと3.0mmから選べます。吊元に取り付けることで横移動が可能になるオプション品とも組み合わせられます。
手動走行型・自動走行型のバランサです。レール式は天井にレールを取り付けるタイプで、デッドスペースになりやすい上部空間を有効に活用できます。
レールの取り付け位置や範囲を工夫することで可動範囲を限定できるほか、天井より低い位置に柱を建ててレールを取り付ける方式も選べます。
棚入れ作業を行うアーム型バランサです。限られた空間でも重いワークを持ち運べるため、省スペースタイプが人気です。
受注設計が可能なものを選べば、取り付け位置や細かい仕様、部品の選定のいずれも自社に適したものを選べるので、クリーンルームのような衛生的な環境にも導入できます。
バランサは、設置場所や用途に応じて選びましょう。ローコスト・効率性向上など必要な機能が搭載されているものが理想的です。
限られた場所にも設置できる小型のバランサや、室内のデッドスペースを有効活用できるレール式バランサも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
本サイトでは、バランサの導入に役立つさまざまな情報を紹介しています。バランサの種類やテスト、注意点をまとめていますので、関連ページもぜひ参考にしてください。
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