エア式バランサーは様々な現場でいろいろな種類のワークに対応する必要があります。
長く設計製作してきた実績と蓄積してきた技術力だけでなく総合メーカーとして他装置の開発設計の技術で活かせるものは取り入れ、多種多様なニーズに対応したアタッチメントを提供してきました。吸着式、フック式、内外径クランプ式など作業内容や環境に合ったものを提案。ガラス、金属、繊維強化プラスチック、壁材などの素材、板状、袋状、ロール状などワークの材質や形状を選びません。
ワーク搬送のアシストをするエア式バランサーは人による操作が欠かせません。作業時の安全確保と危険防止はとても重要です。
TAIYOのバランサーには様々な安全機能や危険防止回路が備わっています。予期せぬ停電やエア停止といったトラブルが起きても自動的に安全弁などが作動しワークの急降下やアームの飛び上がりを防止。壊れやすい素材にキズや吸着跡がつかないようシリコン製パッド仕様にし、食品や薬品などに直接触れて作業する際はステンレス製にして衛生面を保ちます。重くて人手が必要な作業をひとりで安全性高く行えます。
創業から70年以上積み重ねてきた多様な技術力と豊かなノウハウを基に、パーカー・ハネフィン社のグループ会社となってからは保有技術数が増えました。さらにシナジー効果によって各種シリンダから産業用ロボット、搬送機器システムまで集約された技術が活かされています。
油圧・空気圧・装置の事業を融合し独自の技術で独創的な製品を開発。多種多様な業種からのニーズに応える製品を生み出しています。
エアの動力のみで機械のすべてを駆動するバランサーです。レバーの上げ下げやボタンを押すなど簡単な操作で手作業のようにワークを思い通りに搬送できます。力を必要としないので女性や高齢の方でも作業可能。重量物の作業もひとりで行えます。繰り返しの作業に強く、なめらかな動きでワークへの衝撃が少なく繊細な移載作業に向いているのが特徴です。
吊り上げ荷重は40~150kg、200kg~1トンに対応。オイル不使用のためメンテナンスが簡単です。電気式の製作にも対応しています。
油圧・空気圧機器のほか、産業用ロボット・自動組立ライン、搬送機器、半導体製造装置用機器、電子制御機器などの開発・製造・販売を行う総合メーカーです。
創業から70年以上の歴史を持つ油圧・空気圧機器分野の先駆け的存在、現在は油圧シリンダで国内トップレベルを誇ります。2012年にモーション&コントロール機器メーカーであるパーカー・ハネフィン社のグループ企業となり製品数と技術を拡大。基幹産業から先端産業まで様々な業種のコストダウンや省力化・自動化のニーズに応えています。
常設展示場の設置はしていないようです。
工場が全国4か所(大阪・奈良・山口・茨城)にありますがどこも装置の展示は行っていません。
2018年11月「第6回鉄道技術展2019 Mass-Trans Innovation Japan 2019」に出展していますが、2019年以降は展示会への出展も見られません。事前にエア式バランサーの実物を目にすることは難しいと考えられます。
所在地 | 大阪府大阪市中央区備後町2-6-8 サンライズビル12F |
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創業年 | 1933年(昭和8年) |
資本金 | 4億9,000万円 |
認証規格 | ISO14001 |
業務内容 | 1)油圧・空気圧・油圧エレベータ機器の製造販売 2)産業用ロボット・自動組立ラインの製造販売 3)環境機器の製造販売 4)半導体製造装置用機器の製造販売 5)電子制御機器の製造販売 6)各種搬送機器の製造販売 |
約200種類
~2000kg
約110種類
【選定条件】
2021年11月1日にGoogleで「バランサ」「バランサー」「助力装置 バランサ」と検索した際に表示されたバランサメーカー22社の内、以下の条件に当てはまるものを選出。
アイコクアルファ:該当メーカーの中でもっとも製品数が多く、尚且つオーダーメイド対応をしている。
ロボテック:該当メーカーの中でもっとも最大荷重が重いバランサを製造している。
遠藤工業:該当メーカーの中でスプリング式、ワイヤーロープ式、ロードチェーン式を扱っており、商品数が最も豊富。