「ミヤケエアバランサ」はバランサとホイスト2つの機能を備えたエアバランサです。
ハンドルを操作してワークの上下移動を行い、空気圧の自動制御でワークを重量0kgに近い状態に保ちます。重いワークも1人で楽に扱え、組立て作業のような細かい微調整を必要とする作業も簡単に行えます。動力源がエアのため防爆設備でも使用可能。ワークの重量が変化しても自動的に検知してバランス状態を保ちます。エアの供給が突然止まった際にも安全機能が働いてワークの急降下を防ぎます。
上昇、下降、バランス状態という3つの機能を組み合わせたり、1つの機能に絞ったりするなど複数ある制御方式の中から作業内容や環境により適した制御方式が選べます。
標準形は「A形(オールロード)」でバランス・昇降機能を持ち、重量を自動検知してワークの重量変化に対応可能なものです。他にA形の機能にバランスを自動切り替えできる機能を追加したものや、バランス状態機能だけのもの、吸着パッドを使用したものがあります。
ミヤケABでは日本全国のニーズに対応しています。何度も打合せを重ね、それぞれの環境や作業内容、要望に適したプランを提案。キトーやニッチ、象印といった他メーカーの機器を組み込むことも可能です。
優れた技術力を持つ工事業者と提携しており、変り種の依頼にも対応できます。荷役運搬現場におけるコスト削減や省スペース、作業効率アップ、安全確保などの悩みや問題解決により適したプランを提案します。
圧縮空気によって巻取りドラムが回転してワイヤーロープの上昇下降を行うバランサです。
最大吊上げ荷重は100kg~150kg。小さいホイストの割に大きな揚程を持っており、しなりがあるワイヤーロープはフック掛け作業に適しています。コンパクトサイズのため低い天井でも設置可能、横行や走行する場合は専用レールが必要です。
シリンダ形のシンプルな構造をした圧縮空気で先端のフックを上げ下げするバランサです。
最大吊上げ荷重は80kg~220kg。本体自体が軽いので扱いやすく設置しやすいのが特徴です。設置にはストロークの倍以上の高さが必要なため天井が低い場所では設置が難しいこともあります。バランス状態では重量物を小さい力で扱えるので女性や高齢の方などでも作業可能です。
シリンダ内の直線運動をリンク機構で増幅することで昇降・水平へ搬送できるバランサです。一般的にはレールを併用することで上下左右の動きが可能となりますが、バランスアームは単独で上下左右の動きができます。
最大吊上げ荷重は60kg~230kg。バランサでは作業範囲がドーナツ型となることが多いですが、4m以内の円形での作業が可能です。アームの支点を上方向と下方向の両方にできるため棚などへのワーク挿入や工作機械などへのワークセットもスムーズに行えます。
三宅工業株式会社からエアバランサ、ハンドクレーン部門が独立してミヤケAB株式会社となりました。エアバランサやハンドクレーンなどの設計・製造・販売を手掛けるクレーン・輸送運搬機器専門の会社です。
特に屋内で使用する250kg以下のエアバランサー・ジグクレーンを多く製作してきました。積み重ねてきた技術力と経験をもとに高度な技術力を持つ企業と連携し、様々なニーズに応えて輸送運搬機器を提供しています。
常設展示場はなし。展示会への出展もないようです。
公式ホームページには各製品の図面や仕様一覧が公開されています。「バランスアーム」は動画(YouTube)で実際に動いている様子を見ることができます。
所在地 | 大阪府東大阪市玉串町東3丁目3-110 |
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創業年 | 平成20年(2008年) |
資本金 | 1,000万円 |
認証規格 | 記載なし |
業務内容 | エアバランサをはじめとする、輸送運搬機器の設計、製造、修理、据付及び販売 |
約200種類
~2000kg
約110種類
【選定条件】
2021年11月1日にGoogleで「バランサ」「バランサー」「助力装置 バランサ」と検索した際に表示されたバランサメーカー22社の内、以下の条件に当てはまるものを選出。
アイコクアルファ:該当メーカーの中でもっとも製品数が多く、尚且つオーダーメイド対応をしている。
ロボテック:該当メーカーの中でもっとも最大荷重が重いバランサを製造している。
遠藤工業:該当メーカーの中でスプリング式、ワイヤーロープ式、ロードチェーン式を扱っており、商品数が最も豊富。