イノフィスでは人が重いものを持ち上げたり、中腰姿勢を保って作業を続けたりしたい時に、腰や腕のサポートを行う人工筋肉やそれを搭載したマッスルスーツなどを開発しています。
どのような作業をしたいのか、あらかじめ検討しておくことで適切なマッスルスーツを選択し、人工筋肉が作動することで必要な労力を軽減してくれることが特徴です。
McKibben型人工筋肉は、筒状のナイロンメッシュで包まれたゴムチューブの両端をかしめて固定した構造をしています。ゴムチューブへ圧縮空気を注入することでチューブを膨張させ、伸縮のベクトルを変えることで筋肉を就職させ、引張り力を発生させることが特徴です。
マッスルスーツのグレードによって使われる人工筋肉の量が異なり、1本あたり最大200kgf(5気圧)の引張力を得られます。
2018年に発表された、人間の腰と腕の動きを補助する装着型ロボットが「マッスルアッパー」です。東京理科大学が2018年10月4日に公開した報道資料によれば、装着型のバランサーとして注目を浴びているアイテムとされており、重量物の取り扱いをスムーズに行えるようサポートしています。
床や天井に固定されているバランサーでなく、人間が背負う形で装着するバランサーであり、空気を注入するコンプレッサー用の電源があればどこでも自分の体の延長感覚で使用することが可能です。
マッスルアッパーには人工筋肉と専用フレームが搭載されており、人間の腕の作業と腰の作業を同時にサポートできるよう開発されました。また、負担の軽減によって腰痛などのトラブルも低下させます。
イノフィスは東京理科大学発のベンチャー企業として2013年に誕生しました。
ロボットの開発によって介護現場や医療現場、あるいはその他の重労働な環境をすることを目的としています。
取締役会のメンバーには工学博士や東京理科大学の教授、様々な企業の元幹部などが集まっており、技術面や経営面など得意分野を活かした経営が進められています。
※常設展示場はありません
所在地 | 東京都新宿区神楽坂4-2-2東京理科大学森戸記念館3階 |
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創業年 | 2013年12月27日 |
資本金 | 49億4100万円(資本準備金を含む) |
認証規格 | 公式サイトに記載なし |
業務内容 | 介護福祉機器の開発、設計、製造、販売・産業用特殊機器の開発、設計、製造、販売・機器開発技術シーズの発掘および事業化コンサルティング・機器開発技術シーズの知財取得・維持・管理・製品の認証取得・維持・管理 |
約200種類
~2000kg
約110種類
【選定条件】
2021年11月1日にGoogleで「バランサ」「バランサー」「助力装置 バランサ」と検索した際に表示されたバランサメーカー22社の内、以下の条件に当てはまるものを選出。
アイコクアルファ:該当メーカーの中でもっとも製品数が多く、尚且つオーダーメイド対応をしている。
ロボテック:該当メーカーの中でもっとも最大荷重が重いバランサを製造している。
遠藤工業:該当メーカーの中でスプリング式、ワイヤーロープ式、ロードチェーン式を扱っており、商品数が最も豊富。