ワークの棚入れ作業では、手動による作業負担を軽減するためにバランサが活用できます。ここでは、棚入れ作業の概要とバランサを活用するメリット、実際の製品例を紹介します。
棚入れとは、入庫または保管と似た意味で使われている言葉です。棚入れ作業は商品などを所定の場所に格納する工程のことで、物流倉庫ではスタッフによる手作業に加えて、ロボットが棚入れ作業を手伝うこともあります。特に、高所や重量物のように負担がかかる作業については、ロボットや機器が活躍しています。
棚入れをしたあとは、出荷指示が出たときに必要な数量・種類を取り出すピッキング作業が行われ、その後梱包などを経て出庫作業に移ります。棚入れ作業は、商品の種類・サイズ・数量にあわせて位置が決められています。事前に保管場所に集められた商品が指定の棚に格納され、在庫として管理される仕組みです。
棚入れは商品の出し入れを繰り返す作業のため、作業者の負担が大きくなる場合があります。作業者の人数が少ない現場や重量物を扱う現場では肉体にかかる負担も大きくなります。
バランサは、商品の上げ下げや移動を少しの力で行えるため、作業者の腕や肩に負担がかかりづらく、作業の効率化に役立ちます。食品工場などではクリーンルーム仕様のバランサが選べます。
特定の作業員にばかり仕事が集中すると、過度の負担がかかって、疲弊する恐れがあります。そこで、バランサなどのマテハン機器を適宜導入できれば、作業者の疲労やストレスが軽減され、ヒューマンエラーの削減が可能となります。
稼動範囲約2m(以内)のバランサです。アームが付いているので繰り返し作業が可能で、ワークの反転や棚入れ作業に対応できます。安全設計で、エアが供給されなくなっても落下の心配がありません。偏芯荷重に対応し、平行リンク器具の採用によりワークを揺らさずに移動できます。作業者は手作業のような感覚で操作しながら棚入れ作業が行えます。
パラマティックのバランサは、アーム型のほかにレール(手動)型も選べます。いずれも安全性や操作性を考慮し、防爆仕様やクリーンルーム仕様など作業の目的に応じたカスタマイズが可能です。
棚入れ作業は、軽量なものでも繰り返しの作業によって作業者に負担がかかるおそれがあります。バランサの導入によって力をかけずに移動ができるようになるため、作業環境や作業目的に合った製品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトでは、バランサのメーカー一覧とそれぞれの製品の特徴、バランサの導入事例や選び方を紹介しています。以下のページもバランサ選びの参考にしてください。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/
揺れ防止機能あり
屋外で使える
画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-product/
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる
画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/index_balancer.php?lcategory=balancer&category=hybrid_balaman