バランサは、組立作業の際に作業者の肉体にかかる負担を減らす助力装置として機能します。バランサをうまく組み合わせれば、ラインでの作業効率向上や、作業者の働きやすさに貢献します。ここでは、組立作業におけるバランサの活用や製品事例について紹介します。
組立作業とは、図面などを参照して部品を取り付けていき、製品に仕上げる仕事のことです。指示内容があらかじめ決まっているため、特別なスキルや熟練した経験は基本的に不要です。
ただし、精密機器を扱う現場では細かな手作業が必要になり、大型の機械や自動車などを扱う現場では重量物の搬送などが加わります。立ち仕事に加えて、重さのある部品を扱う場合は体に負担がかかることがあり、体力が求められる仕事です。
重量物を扱う組立作業では、バランサが助力装置として活躍します。作業者が軽い力で部品などを搬送し、位置合わせなどをして組み立てられるほか、前かがみなど腰を痛めやすい姿勢でも作業しやすくなります。
ラインによってはスピード感が求められるため、丁寧な作業ができないことがあります。バランサを導入することで、部品の組み付けがスムーズになり、一つの工程をこなす際にもスピード感をもって取り組みやすくなるでしょう。
無重力の状態に保ちながら位置合わせが行えるエアー式のバランサです。荷物を持ち上げる際に圧縮空気を使用し、無重力を作り出します。140種類を超えるラインナップにより、作業環境に対応した機種が選べます。
実際の導入事例として、自動車製造現場の組立工程にラクラクハンド®の組立ライン用専用機を導入。複数の車種にも対応し、作業者による気遣い作業の手間を軽減できました。
シンプルな操作性とエア駆動による自然で滑らかな操作感のバランサです。加工機のチャックへのワーク取り付けや組立作業時の位置決め、重量物のハンドリングといった作業をサポートします。長尺金属部品に適した治具や30kgまでの袋に対応する吸着治具も用意しています。
外部機器との通信により、協働ロボットとの連動にも対応。跳ね上がり防止機構が搭載されており、停電時でも非常下降ボタンを押して安全に荷物を下ろせるなど、安全作業を追求した設計です。
バランサは、重いものを上げ下げしたり搬送したりする組立作業に適しています。重量物を扱う環境はもちろん、スピードが求められる現場でも活躍し、作業者の働きやすさに寄与します。
当サイトでは、バランサの基本的な情報やメーカーごとのバランサの特徴を紹介しています。「ピックアップ関連記事」もぜひご覧ください。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/
揺れ防止機能あり
屋外で使える
画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-product/
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる
画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/index_balancer.php?lcategory=balancer&category=hybrid_balaman