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アーム式のバランサとは

アーム(腕)を取り付けたバランサは、アーム式バランサと呼ばれています。バランサの機能に可動範囲を加えるため、反転や移送に適しています。ここでは、アーム式のバランサの特徴や種類、製品事例を紹介します。

アーム式バランサとは

アーム式バランサは、長いアームを取り付けることで旋回・反転・移送などが行えるバランサです。

手腕として自在に動かせるアームは、上げ下ろしが難しい重量物にも対応します。従来のバランサは到達範囲が限られていますが、アームを取り付けることで作業領域が拡大し、360度の旋回運動も行えます。ワークをバランサに取り付けてから持ち上げ、指定の場所までアームが移送します。

重量物を扱う作業では、作業者が人力で持ち上げて搬送するようなケースもみられます。しかし、ワークの重さによっては持ち上げられる作業者が限定されることがあり、肉体にかかる負担から事故や健康被害のリスクが伴うため、アーム式バランサが助力装置として作業負担の軽減に役立てられています。

アーム式のバランサの製品例

バランサ スカラタイプBMS-C天井型(トーヨーコーケン株式会社)

水平・垂直にアームを取り付け、2軸旋回を行う天井型アーム式バランサです。アームの長さはそれぞれ変更できるので、天井高・作業環境に合わせたサイズ調整ができます。エアーで作動し、作業半径1990〜2552mm、可搬重量30〜250kgに対応しています。

バランサ スカラタイプBMS-C天井型(トーヨーコーケン株式会社)
画像引用元:トーヨーコーケン株式会社
(https://www.toyokoken.co.jp/products/detail_balancer.php?id=27P5VRN)

バランサ 汎用タイプBMF床上型(トーヨーコーケン株式会社)

1軸旋回の床上型アーム式バランサです。幅広いモデルが揃い、懐広く取り回せる汎用性の高さが特長です。アームはフックなどを用いるシングルリンクと、アタッチメントを水平に維持するダブルリンク型の2種類があります。作業半径2240〜2870mm、可搬重量75〜500kgに対応しています。

バランサ 汎用タイプBMF床上型(トーヨーコーケン株式会社)
画像引用元:トーヨーコーケン株式会社
(https://www.toyokoken.co.jp/products/detail_balancer.php?id=27P5R3H)

KITO AIR BALANCER(株式会社マルイチ)

上下方向と回転・反転・複雑なひねりの動作に対応したアーム式バランサです。ワークの種類や形に合わせたオーダーメイド設計で、掴み方・アームの寸法・作動方法をすべて一から設計。50,000種類にもおよぶハンドリング設計と製造の実績があります。

KITO AIR BALANCER(株式会社マルイチ)
画像引用元:株式会社マルイチ
(https://www.maruichi-tec.co.jp/kito/air-balancer.php)

アームバランサー 床上固定型(株式会社パラマティック)

半径約2mの可動範囲と、手作業感覚の操作性で幅広い作業に対応できるアーム式バランサです。偏心荷重対応、平行リンク器具の採用によってワークが動揺せず、製品を安定的に移動できます。特殊なワーク用のアタッチメントもオーダーでき、パレット間の積み替えやコンベアへの積み下ろし、棚への積み込み作業に適しています。

アームバランサー 床上固定型(株式会社パラマティック)
画像引用元:株式会社パラマティック
(https://www.atengineer.com/pr/palamatic/20150831002.html)

アーム式のバランサを活用しよう

アーム式バランサは、ワークを持ち上げ、下ろす動作に加えて旋回が行えるバランサです。アームの長さやアタッチメントをオーダーできるメーカーもあります。作業方法やワークの形状、重さに合わせた製品を選びましょう。

当サイトでは、バランサの基本的な情報やメーカーを紹介しています。以下の「ピックアップ関連記事」もぜひご覧ください。

ワーク別(対象物)
おすすめバランサ3選

重量・大型ワーク
位置決め・取り付け
が必要な現場なら

【主なワーク】

自動車部品精密機械
  • ドア、パネル、シート、タイヤ、ガラス
  • バッテリー、エンジン部品
  • シリコンインゴット、ガラス基板

ウルトラバラマン
(トーヨーコーケン)

ウルトラバラマン

画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/balancer/hybrid/

最大荷揚重量
250kg

選ばれる理由

  • 様々な重量物を止めずに作業
    自動車部品など250kgまでの重量物に対応。オートバランス制御により、ワークの重さが変わっても切り替えボタンの操作が不要で、異なる部品を扱う混流ラインでも、作業を止めずにそのまま続けられる。
  • 繊細機器を保護する機能多数
    インターロック・タッチパネルによるエラー検知・故障診断機能を装備。半導体部品や精密機器等、損傷が許されないワークも安心して搬送できる。

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汎用・定形ワーク
積み上げ・載せ替え
が必要な現場なら

【主なワーク】

袋類段ボール
  • 米袋、肥料袋
  • 段ボール箱
  • パレット、コンテナ

カンタンハンド
(アイコクアルファ)

カンタンハンド

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/products/

最大荷揚重量
60kg

選ばれる理由

  • 60種超のアタッチメント
    60種類以上のアタッチメントを用意し、形状が均一なワークへの専用アタッチメントが充実。安定した把持と素早いハンドリングを実現する
  •                        
  • 身体負荷・作業負担を軽減
    ワークの重さとつり合う力を常に発生させる仕組みにより、作業者の負担を軽減。「動かす方向を決める力だけ」で操作できるため、積み上げ・移し替え作業の疲労・腰痛リスクを抑える。

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電動・軽量工具
保持・吊り下げ
が必要な現場なら

【主なワーク】

ドライバートーチ
  • 電動ドライバー、インパクトレンチ
  • 溶接トーチ、バリ取り工具
  • 検査機、測定器

バランスエース
(日東工器)

 バランスエース(日東工器)

画像引用元:日東工器公式HP
https://www.nitto-kohki.co.jp/apps/prd/search/syousai?seihincd=TB06356&lang=ja&groupcd=T&vf=

最大荷揚重量
15kg

選ばれる理由

  • 主要工具を幅広くカバー
    電動ドライバー・溶接トーチなど、現場で使われる主要軽量工具を幅広くカバー。エア配管や電源工事が不要なため、
    既存の設備レイアウトを変えずに短期間で導入できる。
  • 腰・肩への負担を抑制
    スプリングの張力で工具の重さをゼロに近づけ、必要なときにすぐ使える状態を維持。上下動の負荷が減り、繰り返し作業による腕・肩への疲労を抑え、作業品質を安定させる。

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※情報は2021年11月~2026年4月時点。