港湾などで使用されるジブクレーンは、重量のある荷物も昇降できる機械設備です。
ここでは、ジブクレーンの特徴や用途、バランサとの違いについて紹介します。
ジブクレーンとは、ジブ(アーム)が付いたクレーンの総称です。港湾や造船所など、重量のある物を持ち上げる場所で多くみられる機器で、電動ホイストや旋回アームが搭載されています。
固定式のジブクレーンとは、支柱や支台の上にアームが取り付けられ、アームの先に荷物を吊り下げるワイヤー・滑車が付いたクレーンのことです。
移動式のジブクレーンは、使用環境に適したサイズや形状が選択できます。レールの上を走行するタイプや、タイヤが付いているものが選べるため、用途に応じて使い分けられる点がメリットです。
ジブクレーンはクレーンの一種で、次のような機能があります。
ジブクレーンには吊り上げた物の昇降機能や、移動のための走行機能があります。指定の場所まで旋回する機能や、ラフィングと呼ばれる伸縮機能をもつものもあります。
ジブクレーンは作業効率の向上や重量物の取り扱いに適しており、クレーンのない場所で荷物の積み下ろしに活躍する機器です。
軽量な物でもジブクレーンを活用することによって組み立てや加工がしやすくなるため、作業者がいる現場でもジブクレーンが活用されています。
大型のジブクレーンは港湾施設などでコンテナを持ち上げ、指定の場所に積み上げや積み下ろしをする作業などで使用されています。
ジブクレーンは作業者が直接重い荷物を扱う必要がなく、作業強度を軽くできる点が特長です。
人力では持ち上げられない重量の物にも対応できるため、作業効率の向上、港湾施設など特定の業務にも導入しやすくなっています。また、コンパクトなジブクレーンは作業スペースを増やして業務を効率化します。
様々な違いがありますが、中でもアーム式バランサは、操作性に優れ、荷物を自然に感じながら扱うことができるように設計されています。
一方でジブクレーンは、その強力な電動ホイストにより、重い荷物を効率的に持ち上げることができます。
アーム式バランサは軽〜中量級の荷物の精密な操作に適しており、ジブクレーンは重量物の広範囲にわたる持ち上げと移動に適しています。
アーム式バランサは製造ラインや組み立て工程での使用が多く、ジブクレーンはより広範な産業での重量物の取り扱いに適しています。
ジブクレーンとバランサにはいくつかの共通点があります。
まず、どちらも重い物を持ち上げたり移動させたりするための装置です。
これらの装置は、作業者の負担を軽減し、効率的な作業を支援する役割を果たします。
また、建設現場や工場などの作業環境で使用されることが多い点も共通しています。
これにより、作業の安全性と効率性が向上します。
軽量な物や中量物の取り扱いには、コンパクトでさまざまな設置方法が選べるバランサがおすすめです。
バランサはジブクレーンのように大型のアームを持たないため、安全でコンパクトなサイズ感が特長です。
人による手作業との相性が良く、バランサを組み合わせた作業によって荷物の移動や積み上げ・積み下ろしがスムーズになります。
アームを取り付けられるタイプのバランサも販売されていますので、旋回などの操作が必要な場合はアーム式を検討しましょう。
ジブクレーンは大きく重量のある荷物や材料を移動させるのに適しており、屋外の建設現場・港湾・倉庫などで使われています。
大型のジブクレーンは規模の大きな作業に適しています。昇降や走行、旋回といった多彩な動きを組み合わせることで、屋内外の広範な作業に対応できるでしょう。
バランサは比較的小型でコンパクトなものが多く、天井から吊り下げるタイプのものも選べます。作業スペースや作業環境、予算などの制約に合わせて、バランサとジブクレーンを使い分けることもできます。
当サイトでは、おすすめのバランサや選び方のポイントを紹介しています。バランサ選びの参考にしてください。
約200種類
~2000kg
約110種類
【選定条件】
2021年11月1日にGoogleで「バランサ」「バランサー」「助力装置 バランサ」と検索した際に表示されたバランサメーカー22社の内、以下の条件に当てはまるものを選出。
アイコクアルファ:該当メーカーの中でもっとも製品数が多く、尚且つオーダーメイド対応をしている。
ロボテック:該当メーカーの中でもっとも最大荷重が重いバランサを製造している。
遠藤工業:該当メーカーの中でスプリング式、ワイヤーロープ式、ロードチェーン式を扱っており、商品数が最も豊富。