バランサで導入できるシステムのひとつであるのが「レールシステム」です。面の重量物を搬送するために役立つレールシステムは、僅かな力で1tもの部品や製品を搬送できる特徴を持ちます。バランサにおけるレールシステムとはどのようなものか、活用するメリットとともに解説します。
バランサにおけるレールシステムとは、面を搬送するためのシステムのことです。エアバランサーと併用すれば、3次元移動も可能となるため、X軸とY軸により構成された面を効率的に無駄なく搬送できます。
レールシステムには主にアルミ製とスチール製があり、アルミレールは軽量で走行性・操作性ともに高く、腐食しにくいことが特徴です。ただし耐荷重はスチール製の方が優れており、小型であることもメリットと言えます。いずれも主な用途としては、面である部品・製品の搬送や搭載補助装置、介護用、昇降機器のガイドなどです。
バランサでレールシステムの活用には、重量物でもスムーズに運べるという大きなメリットがあります。たとえば1tほどの重量がある部品・製品でも違和感なく、スムーズに搬送可能です。
搬送に必要となる力は運搬物の約1%前後とされており、操作に力が必要とされることもありません。1tの重量物でも10kgほどの力で搬送できる計算です。レールシステムを用いないときと比較すると、作業の簡便さが高まり、作業時間自体も短縮できるようになります。
バランサにはアルミ製とスチール製の2種類がありますが、アルミは耐腐食性に優れた素材であるためサビの不安がありません。サビが生じると作業環境の衛生状態が気になるでしょうが、アルミ製のものを選べば空間を衛生的に保てます。
またサビが生じないということは、劣化の不安が少なくなるということでもあります。アルミ製レールシステムであれば破損の心配も低く、長く使い続けられるためコストパフォーマンスにも優れる製品です。
レールシステムは重量物を搬送できるものの、設置に大掛かりな工事を必要としません。専用ブラケットを使って固定するタイプもあり、溶接したり、穴を開けたりなどの工事が不要で簡単に設置できます。手軽に導入できるにもかかわらず業務効率化効果が高いため、バランサ導入の際にはぜひ設置したいものです。
バランサにおけるレールシステムは、面状の重量物を搬送するために役立ちます。僅かな力で操作可能で、アルミ製であれば腐食の心配もなく、長く使えるためコストパフォーマンスも高いシステムです。バランサを導入する際に、組み合わせればさらに活用度が上がるでしょう。
しかしバランサにもさまざまな種類があります。本サイトではバランサの選び方や助力装置とともに、バランサを取り扱う企業について調査しました。バランサを導入するために役立つ情報も掲載されているため、これからバランサを導入したいと考えているならぜひ参考にしてください。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
揺れ防止機能あり
屋外で使える
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる