米農家ではビニールの袋に入った肥料の運搬や収穫した30kgの米が入った袋を出荷用パレットに積み込む作業があります。そのような現場ではハンドクレーンが大活躍。
アタッチメントに吸着式を選択すれば、袋のビニールを傷つけずに運搬可能です。重量のある袋の運搬を軽作業に変え、腰痛問題が解消し、女性や高齢の方でも楽々と作業できるようになります。
銀行では入金された硬貨を選別するために、麻袋に入った硬貨(16~20kg)を自動選別機の投入口に流し入れる作業があります。この場合、何種類もの重量に対応できるエア式バランサが最適です。
アタッチメントはクランプ式で袋をしっかりとつかみ上げ、軽々と運搬。選別機への投入に適した反転機構を追加すれば、さらに作業効率が向上します。
化学工場や薬品メーカーなどで原料の入った袋をパレットに積む作業には、積む動作以外に立っている袋を倒して積むことがあります。
このような作業には、手作業と同じ流れで行えるハンドクレーンがおすすめです。アタッチメントをクランプ式にして反転機構を追加すれば、手作業と同じ流れでありながら、小さな力で迅速な運搬ができます。
米や原料などが入った袋物の運搬には上面吸着がおすすめです。袋を傷つけず、水平を保持したまま運搬できます。フォーク式は袋の下に爪を差し込んで運搬。袋の材質によっては破れることがあるため、爪の材質などを工夫したり動作スピードを調整したりする場合があります。
外側クランプ式は、袋の外側を2か所以上挟んで持ち上げて運搬します。袋の中身が柔らかい場合はエアシリンダーでクランプ力を調整、あるいは材質の工夫が必要です。
化学物質を扱う施設で、充填後の立っている袋を倒してパレットに積むという作業があります。この重労働を解消したいと考えていましたが、反転という動作が必要なため、大掛かりな機械になるだろうと機械の導入をためらっていました。
ハンディーハンドはコンパクトな1台ですべての作業を実現。袋をグローブで掴んでパレットで反転させて積むという、手作業と同じ流れで作業効率を落とすことなく、軽い力でできるようになりました。
事例参照元:アイコクアルファHP(https://www.aikoku.co.jp/rh/case/detail/chemicals-02-101.html)
少量多品種の荷捌きに力を発揮するのがハンディーハンドです。増力制御と軽量アームを採用し、手作業と同じ感覚で作業ができるため、持ち上げてから回したり傾けたりすることもできます。
ワークの形や大きさ、重さを問わず手作業全般のアシストが可能です。異形状な製品のハンドリング作業、原料の投入など様々な現場で活躍しています。
米農家で、約30kgの米袋をパレットやローラコンベアに積み付ける作業で、低床タイプのエア式バランサを導入し、作業軽減に成功しています。
バランス機能により重いワークでも軽々と運搬できるため、力の弱い女性や高齢の方でも安全な作業が可能です。袋の上面を吸着するアタッチメントを採用し、袋を傷つけず、水平状態を保持して運搬できます。
事例参照元:トーヨーコーケンHP(https://www.toyokoken.co.jp/products/balancer/case/)
低い天井でも思い通りの動きで力を発揮するエア式バランサです。動力は圧縮空気のみで、優れたバランス機能により重いワークを軽くするため、力が弱い高齢の方や女性でも楽に運搬作業ができます。
動作音も静かで、コンパクトながら袋物以外の様々なワークに対応できるので多くの現場で導入されています。
銀行では毎日、袋に詰められた硬貨を持ち運び、自動選別機へ投入しなければなりませんが、硬貨の袋は重くてどうしても作業を行えるスタッフが男性に限られていました。アイコクアルファのバランサを導入したところ、硬貨の運搬・投入作業の負担が大きく軽減され、それまでは男性に固定化されていた作業を女性も行えるようになりました。
事例参照元:アイコクアルファ公式HP(https://www.aikoku.co.jp/rh/case/detail/others-02.html)
アイコクアルファの「エアー式ラクラクハンド AME030」に、クランプ式のアタッチメントを取り付けたモデルが採用されています。今回の事例で採用された据え置き台座式の他にも、天井固定式や天井走行式、地上走行式など複数の設置方法に対応しており、アタッチメントをオリジナル開発してくれるため様々な袋物にも対応可能です。
そのため、実際の導入に際しては事前のヒアリングでプランニングが行われます。
農業という分野の特性上、お米の収穫時期には30kgの玄米袋を出荷用パレットへ積み込む作業が不可欠となっており、パート従業員にとって腰痛を引き起こす悩みの種となっていました。そこでバランサを導入したところ、高齢者や女性のパート従業員でもスムーズに作業を進められる環境が整い、腰痛対策としても効果を発揮しています。
事例参照元:アイコクアルファ公式HP(https://www.aikoku.co.jp/rh/case/detail/agriculture-01.html)
アイコクアルファ製の据置台座式バランサ「カンタンハンド AG040」は、米袋や紙袋といった袋物の運搬に適したバランサです。自分の手で持ち上げている感覚で操作できる上、荷物の位置合わせをスムーズに行えます。高齢者や女性といった人でも作業者として活躍できる他、1パット吸着式でなく4パット吸着式アタッチメントを取り付けることでカートン用にも設定できます。
ゴマの入った袋の重さは50kgにもなるため、それまでは男性でも手作業で運搬することが困難であり、特に力を持っている人だけしか作業することができませんでした。しかし、バランサを導入した後は誰でもゴマ入り袋を運べるようになり、作業にかかっていた時間も半分になっています。袋を持ち上げる際の操作もシンプルです。
事例参照元:アイコクアルファ公式HP(https://www.aikoku.co.jp/rh/case/detail/food-03.html)
「電気式ラクラクハンド ED100」は加工現場や製造現場で、袋物や部品の上げ下ろしへ適しているバランサです。原動力は電気を使用しており、操作レバーを使うことでスムーズなコントロールを実現しました。落下防止用の安全回路といった安全機能をオプションとして追加することも可能であり、用途に合わせて定格重量や旋回半径などを細かく選択することができます。
創業1861年の食品メーカーとして日常的に、10リットルから20リットルの調味料や味噌の入ったバッグインボックス(BIB)内袋の梱包を行っています。重たい袋をダンボールへ梱包する作業は男性従業員が行わなければならず、多い時で1日200回の運搬が必要なこともありました。
バランサ導入後は女性パートでも作業できるようになって、作業効率や生産性、品質管理体制の見直しなどが実現しました。
事例参照元:ロボテック公式HP(https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-case/uchiike/)
ロボテックの「ムーンリフタ」は、10kg~1.5トンの範囲でワークをつり上げられる電動式バランサです。100Vでも200Vでも動作する上、サーボモータと荷重センサによる制御で、ワーク位置を常に確認しながら運搬作業をサポートしてくれます。
なお、並列運転オプションを搭載すれば長尺ワークにも対応可能です。
約200種類
~2000kg
約110種類
【選定条件】
2021年11月1日にGoogleで「バランサ」「バランサー」「助力装置 バランサ」と検索した際に表示されたバランサメーカー22社の内、以下の条件に当てはまるものを選出。
アイコクアルファ:該当メーカーの中でもっとも製品数が多く、尚且つオーダーメイド対応をしている。
ロボテック:該当メーカーの中でもっとも最大荷重が重いバランサを製造している。
遠藤工業:該当メーカーの中でスプリング式、ワイヤーロープ式、ロードチェーン式を扱っており、商品数が最も豊富。