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袋物

【PR】食品工場
袋物の原料投入作業向け

袋を下ろさずに開封+投入
袋体投入シュート不要で、作業時間を短縮!

原材料投入用
ラクラクハンド®AQ060

ラクラクハンド®AQ060
画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/

ラクラクハンド®
AQ060のスペック

最大荷揚重量 60kg
可動半径 2,510mm
上下可動範囲 1,600mm
アタッチメント 袋用1パッド吸着式

ラクラクハンド®
AQ060の特徴

様々な食品工場にマッチした
バランサの納入実績あり

各種食品工場でラクラクハンドが導入されています。各工場の現地を確認し、各社の要望と設置可能スペースに合わせて、的確な製品を提案しています。
製品の形状や重量などのスペックだけでなく、作業時の姿勢や頻度、作業そのものの量といった環境も考慮した改善プランを提案できます。

防爆仕様への対応可能

小麦粉や砂糖、コーヒー粉など、粒子の細かい粉を扱っている工場では、粉塵爆発の危険性は無視できません。
ラクラクハンド®AQ060は、防爆仕様への対応が可能。粉類を入れることの多い袋物を吸着しやすく、食品工場のことを考えた設計となっています。

袋を下ろさず開封でき、生産性向上

従来は重量物の運搬に威力を発揮していましたが、ラクラクハンド®AQ060は、原材料の投入までを考えて開発されたため、袋を持ち上げた状態で開封でき、投入までの労力低減につながります。

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/

ラクラクハンド®
AQ060のメーカー情報

メーカー名 アイコクアルファ株式会社
本社所在地 愛知県一宮市萩原町萩原字松山531-10
電話番号 0586-69-2201
公式HP https://aikoku-rh.jp/
納入実績 38,113台(2022年度までの累計納入台数)
展示場 愛知県一宮市萩原町萩原字松山531-10

袋の種類でバランサを選ぶ

運びたい袋に適したバランサを選ぶには、袋の素材に注目する必要があります。なぜなら、バランサは様々なアタッチメントがあり、それぞれ向いている袋の材質や形状が異なるからです。袋の材質や形状に合ったアタッチメントを選ぶことで、作業効率や安全性が大きく向上できます

ここでは、「吸着タイプ」「クランプタイプ」「差し込みタイプ」の3つを中心に解説します。

タイプ運び方袋の傷つけにくさ対応できる袋
吸着タイプ袋の表面を吸って吊る紙袋(クラフト袋)
PE袋(ポリエチレン袋)
クランプタイプ袋の開口部を挟んで吊る、または袋の両側を挟んで固定する麻袋(ジュート袋など)
差し込みタイプ袋の下に差し込んで支えるクロス袋

吸着タイプ

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/

吸着タイプは、袋の表面を真空ポンプや吸盤で吸着して持ち上げる方式です。クラフト紙やラミネート袋など、比較的表面が平滑な素材に適しており、袋を傷つけにくいメリットがあります。

ただし、しわが多すぎてざらざらした袋では、袋と吸着面の真空状態がしっかり保てない場合があります。使用時には、吸盤の大きさや吸着圧力を調整しながら適切なセッティングを探ることが重要です。

クランプタイプ

画像引用元:キトー公式HP
https://kito.co.jp/products/balancer/bhd

クランプタイプは、袋の開口部を挟み込んだり、袋の両側を挟んで持ち上げる仕組みです。吸着では扱いにくい表面の袋でもつかみやすく、粉が付着していても安定して運搬できます

しかし、開口部を挟むことにより、内容物を他の容器に投入したい場合は、袋の下部から口を開けたりする必要があるため、作業量が増加する可能性があります。両サイドを挟んで固定する場合も、挟む力が強すぎると袋を潰す恐れがあるため、適度な力加減やクッション素材の活用が必要です。

差し込みタイプ

画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/tool.php

差し込みタイプは、袋の下部にツメやプレートを差し込み、ベルトなどで固定して吊り上げる方法です。フックや吸盤を使わないため、素材や表面状態に左右されにくく、袋が粉っぽい場合でも滑りにくいのが利点です。

一方で、ツメを差し込む作業は手動で行う場合は手間がかかる点と、袋が極端に柔らかい場合バランスを崩しやすい点も要注意。作業量が多い現場や柔らかい袋を扱う現場は、十分な運用計画が必要です。

以上3つのアタッチメントは、それぞれに得意分野と注意すべき点があります。袋の形状や中身の状態、表面の摩擦特性を踏まえて適切なタイプを選ぶことで、より安全でスムーズな袋物の運搬が実現します。

紙袋向けのバランサ製品と活用事例

アイコクアルファ:カンタンハンド

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/products/kantanhand-farmers/

1kgの操作力で30kgの紙袋も持ち上げられる小型バランサです。農業現場や食品製造など様々な工場や施設で導入可能で、作業者の負担軽減と作業効率向上に貢献します。荷揚げ、荷下ろしの作業など幅広い用途に適しています。

活用事例:紙袋の移動

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/results/kantanhand/post492/

化学製品の原料投入工程で、25kgの紙袋を腰より高い投入口へ運ぶ作業は重労働でした。限られた作業者だけが対応していたため、省力化と安全性向上が急務でしたが、大掛かりな設備は避けたいという要望もありました。

そこでカンタンハンドを導入し、小型のバランサによって誰でも簡単に袋を移載できるように。作業負担を大幅に軽減し、効率化と作業者の負担軽減を同時に実現しました。立ち上げ時の腰への負担も軽くなり、作業環境が向上しました。

事例参照元:アイコクアルファ公式HP(https://aikoku-rh.jp/results/kantanhand/post492/)

トーヨーコーケン:低床タイプBMG

画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/detail_balancer.php?id=27P5MLK

天井の低い作業現場でも高い搬送能力を発揮する低床タイプBMGバランサ。可搬重量は30~150kgの範囲に対応します。段差や限られたスペースを有効に活かし、様々な現場で作業効率と安全性を向上できます。

活用事例:紙袋の搬送

動画引用元:トーヨーコーケン公式YouTubeチャネル
https://www.youtube.com/watch?v=fiBA48ENr2w&t=42s

米農家で、約30kgの米袋をパレットやローラコンベアに積み付ける作業で、低床タイプのエア式バランサを導入し、作業軽減に成功しています。

バランス機能により重いワークでも軽々と運搬できるため、力の弱い女性や高齢の方でも安全な作業が可能です。袋の上面を吸着するアタッチメントを採用し、袋を傷つけず、水平状態を保持して運搬できます。

事例参照元:トーヨーコーケン公式HP(https://www.toyokoken.co.jp/products/balancer/case/)

その他袋物向けのバランサ製品と活用事例

アイコクアルファ:電気式ラクラクハンド

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/results/elec-rh/post225/

重量物の持ち上げ時に重量変化があってもバランス調整が不要で、どんな現場でもスムーズに作業できます。モデルによって30~700kgまでの荷物に対応し、対象物に合わせてオリジナルアタッチメントの設計・製作も可能。電動式制御による安定した操作性で、効率化と安全性を同時に実現する頼れるバランサです。

活用事例:麻袋の移動

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/results/elec-rh/post225/

調味料製造工場の原料投入工程で、50kgのゴマ入り麻袋をパレットから横引きしてホッパーへ移動していました。重量と労力が大きいため、限られた作業者しか対応できず、生産性に影響していました。

そこで電気式ラクラクハンドを導入し、ジブ式台座を活用することで設置スペースの問題を解決。誰でも簡単に麻袋を扱えるようになり、作業時間を半減しながら省力化と生産効率の向上につながりました。

事例参照元:アイコクアルファ公式HP(https://aikoku-rh.jp/results/elec-rh/post225/)

ユニパルス:ムーンリフタ

画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/product.php

チェーンブロック本体にフックが付いた電動バランサムーンリフタ。用途に応じて多彩な吊具を取り付けられ、さまざまな形状の荷物をスムーズに持ち上げ可能です。最大重量もラインナップにより柔軟に対応し、軽量なものから重い袋や箱まで安全、快適に搬送できます。作業負担を大幅に軽減し、省力化と効率化も実現できる補助道具です。

活用事例:バッグインボックス(BIB)内袋梱包

画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-case/uchiike/

調味料醸造の工場で、10L~20Lの液体が入ったBIB内袋を一日に200箱近く手作業で扱っており、女性や年配スタッフには大きな負担となっていました。

そこで導入されたムーンリフタは、限られた作業スペースを有効活用しながら重量物をラクに扱えるため、負担軽減と効率化を実現。作業者の安全面も高まり、現場全体の生産性向上につながっています。

事例参照元:ユニパルス公式HP(https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-case/uchiike/)

キトー:防爆形電気チェーンブロック

画像引用元:キトー公式HP
https://kito.co.jp/products/eh

引火性ガスや粉塵が存在する危険場所でも安全に荷役作業ができるよう設計された製品です。特別な防爆構造や低火花素材を採用しながら高い耐久性と操作性を確保。0.5~3トン程度の荷重範囲に対応し、ホイストやトロリなどの豊富なバリエーションも備え、化学工場や塗料工場などの危険環境での搬送を安心して行えます。

活用事例:フレコン袋の荷上げ

画像引用元:キトー公式HP
https://kito.co.jp/case/photo

数百キロから1トンほどの荷物が収まっているフレコン袋を持ち上げる事例です。粉末や危険な化学製品を扱う現場では、安全性を保ちながら省力化を図りました。

事例参照元:キトー公式HP(https://kito.co.jp/case/photo)

袋物の運搬における導入事例

導入前の課題

黒田化学株式会社では1袋25kgのプラスチック材料を紙袋のままパレットに積み替え、1日あたり約10t(約400袋)を自動倉庫へ保管しています。これまでは外部業者に委託していた作業を2024年の物流問題を機に自社対応せざるを得なくなり、作業者に大きな肉体的負担が集中しました。男性作業者でも1日2tほどで限界に達し、それ以上は翌日の業務に支障をきたす状況が続いていたため、安全性と作業効率の両面で改善が急務となっていました。

導入のきっかけ

黒田化学株式会社がムーンリフタを知ったのは、金型加工技術展「INTERMOLD 2024」でのデモンストレーションでした。自社積み替えへの対応策を模索していたタイミングで、実機を体験した担当者がその効果を確認。展示会直後に社内デモを実施し、導入検討が本格化しました。

導入の決め手

初回デモで25kgの材料袋を“重さを感じずに”持ち上げられたことが決定打となりました。ユニパルスの営業担当は、紙袋に最適な真空パッドの種類やサイズを何度も試行し、要求作業性を実現。停電時でもブレーキが作動する安全設計、脱落検知機能、上下動作を細かく制御できる点も高く評価されました。さらに、PISCO製真空グリッパと連動して吸着/解除に合わせてアシストON/OFFが切り替わるため、操作性・効率性・安全性を兼ね備えたシステムと判断されています。

導入後の変化

導入後は、作業者が毎日数トンを扱う過酷な環境から解放され、肉体的負担が大幅に軽減されました。人手では困難だった重量作業も可能となり、ムーンリフタは「現場になくてはならない存在」と認識されています。操作速度に対する懸念も、実運用で効率と安全性を両立できたことで解消。真空グリッパの配線がワークに引っかかる課題も、ケーブルを筐体に沿わせる取り回しに改良し、作業性はさらに向上しました。

事例参照元:ユニパルス公式HP(https://www.robotec.tokyo/moonlifter/case/case027.php)

袋物を運搬するのに適したバランサとは

米袋の運搬にはハンドクレーンが便利

米農家ではビニールの袋に入った肥料の運搬や収穫した30kgの米が入った袋を出荷用パレットに積み込む作業があります。そのような現場ではハンドクレーンが大活躍。

アタッチメントに吸着式を選択すれば、袋のビニールを傷つけずに運搬可能です。重量のある袋の運搬を軽作業に変え、腰痛問題が解消し、女性や高齢の方でも楽々と作業できるようになります。

硬貨入り麻袋にはエア式バランサ

銀行では入金された硬貨を選別するために、麻袋に入った硬貨(16~20kg)を自動選別機の投入口に流し入れる作業があります。この場合、何種類もの重量に対応できるエア式バランサが最適です。

アタッチメントはクランプ式で袋をしっかりとつかみ上げ、軽々と運搬。選別機への投入に適した反転機構を追加すれば、さらに作業効率が向上します。

袋を倒して運搬するにはハンドクレーン

化学工場や薬品メーカーなどで原料の入った袋をパレットに積む作業には、積む動作以外に立っている袋を倒して積むことがあります。

このような作業には、手作業と同じ流れで行えるハンドクレーンがおすすめです。アタッチメントをクランプ式にして反転機構を追加すれば、手作業と同じ流れでありながら、小さな力で迅速な運搬ができます。

それぞれの運搬業務に適したバランサを選ぶには?

当サイト「モノかるNavi」は、業界でも珍しい「バランサだけに特化した専門WEBメディア」。

国内外のバランサメーカー26社以上を1社1社調査して紹介したり、アーム式・エア式といったバランサの種類を分かりやすく解説したり、このページのように対象物別の導入事例だけでなく業界業種別の導入事例をまとめたり、展示場へ取材に行ったりと、とにかくバランサに関するコンテンツだけを発信しています。

そんな私たち編集チームが選ぶ、使用用途や目的を踏まえたおすすめのバランサメーカーもご紹介していますので、製品の情報収集をしている方は是非お役立てください。

業界特有
ニーズ応える!
おすすめバランサ3選
食品工場の
原材料投入作業向け

袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する

原材料投入用
ラクラクハンド®AQ060
ラクラクハンド®AQ060

画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/special/

特徴
  • 様々なバランサを食品工場への納入事例あり。ノウハウを活かし、工場に適したバランサを提案
  • 食品工場では粉塵爆発のもとになる粉類の取り扱いも多いため、そのリスクを抑える防爆仕様にも対応可
  • 持ち上げた紙袋を空中で吸着したまま解袋・投入できる新制御を採用。開封のために袋を下ろすワンステップ削減で生産ラインを効率化

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建設現場の
建材の搬送・設置作業向け

揺れ防止機能あり
屋外で使える

電動バランサ ムーンリフタ
防塵・全天候タイプMLT
ムーンリフタ

画像引用元:ユニパルス公式HP
https://www.robotec.tokyo/moonlifter/moonlifter-product/

特徴
  • 急な引き上げによる揺れや跳ね上がりを防止する機能あり。電源が入っていなくても位置が固定されるため建材落下の心配を低減。
  • 鉄骨・鉄筋や足場材などに適したマグネット式吊り具をラインナップ。
  • チェーンやフックは屋外で使用してもさびにくいステンレス製。電源がない場所でも発電機やバッテリーで駆動。

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多品種・多重量の荷物を扱う
物流・倉庫業向け

重さ不明の荷物でも
安定稼働できる

ウルトラバラマン
U2BMシリーズ
ウルトラバラマン

画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/index_balancer.php?lcategory=balancer&category=hybrid_balaman

特徴
  • 重さが不明な多種多様な荷物でも、常にバランスを保てる機能を搭載。重さが変わるごとに調整が不要なため、スムーズな作業を叶える。
  • エア式の素早い動きと、電動式の高い位置決め精度を兼ね備えたハイブリット式で、大量の荷物をスピーディに捌ける。
  • 物流業に多い段ボール搬送に適したフォーク式アタッチメントを取り揃え。直感的なハンドル操作だけで誰でも扱いやすい

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