ビニールでカバーされた冷凍肉をカートンから取り出してラインに移し、肉をひっくり返してカバーを外すという作業には、エア式バランサが最適です。重い冷凍肉をバランス状態にして、軽々と運搬。
アタッチメントはエアクランプ式を採用し、肉に適したクランプ力に調整することで、肉を持ち上げた状態のままカバーを取り外せます。
冷凍状態の商品が入った段ボール箱の運搬にはハンドクレーンが適しています。潰れたり破れたりしている箱や重量、形状が異なる場合でも、安全な運搬が可能です。
グローブ式のアタッチメントを採用し、手で運ぶ作業の流れと同じ要領で作業効率がアップ。手で持てるものなら何でも対応できるので、重労働を軽作業に変えることができます。
1つ10~20kgある調味料が入ったバックインボックス(BIB)内袋を段ボールに入れる作業には、電気式バランサがおすすめです。
ワークの重量を自動感知して重量変化に対応でき、簡単な操作で細かい位置決めが可能。袋が破れないクランプ力に調整したクランプ式のアタッチメントを採用し、袋の上部をしっかり掴んで持ち上げで搬送します。
冷凍肉を箱から取り出してコンベアに載せるといった場合には、クランプ式を採用します。形状や重量がバラバラなワークもしっかり掴んで持ち上げて運搬。缶を箱詰めするような作業には吸着式が便利です。
パッド数を増やせば、同時にたくさんの処理ができ、大幅に作業効率がアップします。袋や箱に入った材料を種類ごとにパレットに積み込む作業などにはグローブ式を使います。手作業の流れのまま運搬作業をサポートすることが可能です。
冷凍肉を加工する工程には、入荷した冷凍肉をカートンから取り出して、ラインに載せてビニールをはがすという作業があります。形や重さが不揃いで扱いにくい上、重い場合は25kgにもなる肉をひっくり返す際に指を挟む危険を伴う重筋作業です。
エア式バランサを導入したことで、重い冷凍肉を軽々と扱えるようになり、作業負担の軽減を実現。エアクランプ式のアタッチメントを採用して、適切な力で肉を持ち上げ、安全にビニールを外すなどの作業ができるようになりました。
事例参照元:アイコクアルファHP(https://www.aikoku.co.jp/rh/case/detail/food-01.html)
エアー式ラクラクハンドCS080は、圧縮空気が動力源のバランサです。優れたバランス機能で、ワークを無重力の状態にします。手作業で行うような感覚の操作で、微妙な位置合わせも可能です。
素早い切り替えができるため、タクトの短い作業に適しています。重量が一定のワークを連続して運搬するのに最適ですが、運搬ごとに重量を感知するため、様々な重量のワーク運搬も可能です。
放射能検査システムを利用するために出荷前の米袋(約30kg)を機械に載せるという作業は、体に負担をかける重労働です。エア式バランサを導入したことで、作業の改善を実現。無重力状態にして重い袋を軽々と扱えるようになると、腰などを痛める心配がなくなります。
袋を破いたり傷つけたりしないように袋の上面を固定し、水平を保持してスムーズに機械へ運搬できる吸着式のアタッチメントを採用しました。
事例参照元:トーヨーコーケンHP(https://www.toyokoken.co.jp/products/balancer/case/)
圧縮空気を動力としたバランサで、キャスター付きの移動ができるタイプです。天井が低い場所でも十分な性能を発揮できる高さのアームを備えています。手作業のような感覚で操作し、素早い切り替えや細かい位置合わせが可能です。
バランス機能に優れ、運搬ごとに重量を感知するため、重さの違うワークも安定して運べます。電気を使用しないので、防爆設備やクリーンルームも対応可能です。
三和新静株式会社では、20kg程度のたまねぎが入ったダンボールやコンテナの搬送作業において、パート従業員の身体的な負担が大きな課題でした。特に、重量物を扱う際にパート従業員がバランスを崩すことがあり、作業の安全性や効率の改善が求められていました。さらに、背丈よりも高い場所からの荷物の持ち上げ作業には、安全面での懸念がありました。また、従業員間での作業負担にムラがあり、特定の従業員に過度な負担がかかる状況も発生していました。
作業補助機器の導入を決めたきっかけは、展示会でのデモンストレーションを見たことでした。重い荷物を持って移動する際の負担を軽減し、作業の安全性を向上させたいという思いが以前からありました。展示会で見た機器は、作業の安全性だけでなく、作業者が長期的に働ける環境の実現にも貢献するものでした。この機器を使うことで、作業者全員が安全かつ効率的に業務を行えると判断し、導入に踏み切りました。
作業補助機器を選定する際、設置場所が役所の施設であるため、アンカーや天井工事などの大掛かりな設置作業を避ける必要がありました。このため、簡単に設置できるやぐらタイプの機器が魅力的でした。また、将来的にフレッシュセンターへ移設する際にも柔軟に対応できることがポイントでした。現場での寸法測定を経て、8m角内で重量物を自由に扱えるように設置され、現場の要望に応えた仕様となっています。
導入後、背丈よりも高い場所からの重量物の持ち上げ作業が圧倒的に安全になり、作業者の安全性が大きく向上しました。作業スピードについては、人力と比べると最初は遅く感じる部分もありましたが、操作に慣れることで改善が見られました。また、重量物を扱うことが難しかったパート従業員でもこの機器を使用することで作業が可能となり、従業員間の作業負担が平均化されました。
特に、1日に600回も玉ねぎの入ったダンボールを搬送するような過酷な作業が求められる時でも、作業補助機器の導入により作業の改善が図られ、従業員の負担軽減が実現できました。これにより、より働きやすい職場環境の構築が進みました。
袋を下ろさず開封+材料投入!
作業時間を短縮する
揺れ防止機能あり
屋外で使える
重さ不明の荷物でも
安定稼働できる