
インガソール・ランドは、バランサをはじめとするマテリアルハンドリング機器や空気圧工具を手掛ける米国の総合機器メーカーです。本社は米国ノースカロライナ州デビッドソンに置かれ、バランサを含むリフティング製品の開発拠点はワシントン州ケントにあります。
日本国内でインガソール・ランド製バランサを導入する場合は、国内代理店である日本アイ・アールを通じた購入が可能です。
インガソール・ランドのバランサは、電動式・空気圧式・機械式まで駆動方式ごとに複数のシリーズを展開しており、22kgから909kgまでの荷重に対応しています。現場の重量物や搬送頻度に応じて機種を選び分けられ、単一メーカーでの機器統一も期待できるでしょう。
Basic (B) SeriesやZim Air (ZA) Seriesなど一部シリーズは、1960年設立のZimmerman Internationalの技術が源流です。同社は1996年にインガソール・ランドグループへ加わり、人間工学に基づく設計思想を各シリーズに引き継いでいます。

E-LIFTシリーズは、産業用プロセッサ制御のサーボ駆動システムを搭載した電動バランサで、最大600kgまでの積載に対応。ハンドル部のOLEDディスプレイから上限・下限のリミットやパスコードを設定でき、訓練を受けた作業者のみが操作できるように管理する仕組みです。
最高で毎分40mのリフティング速度と、毎分0.3m未満のミリ単位の位置決め精度で、高速搬送と精密作業を1台で両立できます。荷重に対して250kg以上の力を加えるとフルストローク範囲でフロート操作に切り替わるため、繊細な部品の組み付け作業にも利用可能です。

Zero Gravity Air Balancer 2.0は、既存の空気圧式バランサにも後付けできる製品で、68kgから227kgの荷重に対応するモデルを揃えています。人間工学に基づき再設計されたハンドルにより、フロート操作時の操作者の負担を半減させる設計になっている点が特徴です。
プラグアンドプレイ方式を採用しており、専門的な技術トレーニングを受けなくても現場での設置作業を進められるでしょう。3段階の速度切り替え機能を備えており、作業内容に応じてハンドルモードとフロートモードをシームレスに切り替えられます。
1871年設立のIngersoll Rock Drill Companyを源流とし、1905年にRand Drill Companyと合流したことでその名を持つに至った、150年以上の歴史を持つ機器メーカーです。バランサ・ホイスト・ウインチなどを扱うマテリアルハンドリング部門は、Beebe Bros.やZimmerman International、ARO Equipment Corporationといった複数のメーカーを吸収しながら製品群を拡大してきました。
2020年にはGardner Denverとの経営統合を経て、コンプレッサーからリフティング機器まで幅広い産業用機器を手掛ける体制になっています。
インガソール・ランド公式HPおよび日本国内代理店の公式HPには、常設の展示場に関する情報は確認できませんでした。
実機の確認を希望する場合は、国内代理店の日本アイ・アールへお問い合わせください。
インガソール・ランド製バランサを日本国内で導入する際の窓口となる、代理店の基本情報は以下の通りです。
| 名称 | 株式会社日本アイ・アール(NAR Corporation) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県西宮市西平町1-5 |
| 設立年 | 1984年6月9日(昭和59年) |
| 資本金 | 2,000万円(授権資本金6,000万円) |
| 認証規格 | 記載なし |
| 業務内容 | 空圧・油圧機器を主体とした産業機械器具の販売 空圧・油圧システムの設計・施工 自動車組立ライン用省エネシステムの提供など |
【主なワーク】
画像引用元:トーヨーコーケン公式HP
https://www.toyokoken.co.jp/products/balancer/hybrid/
【主なワーク】
画像引用元:アイコクアルファ公式HP
https://aikoku-rh.jp/products/
【主なワーク】
画像引用元:日東工器公式HP
https://www.nitto-kohki.co.jp/apps/prd/search/syousai?seihincd=TB06356&lang=ja&groupcd=T&vf=
※情報は2021年11月~2026年4月時点。